唾石症

唾石症(だせきしょう)とは

「唾液腺」とは唾液を作る組織で「大唾液腺」と「小唾液腺」があります。大唾液腺には「耳下腺」「顎下腺」「舌下腺」があります。

唾液は腺細胞で作られて小導管に入り、小導管が集まった主導管を通って、主導管の開口部から口腔へ分泌されます。唾石症とは石状の塊が唾液腺につまったものの事を言います。

唾液が出にくくなり、唾液が貯留し、膨れ上がることがあります。痛みを伴い、これを唾腺痛と言います。唾液腺が感染しやすくなり、膿が出てくることもあります。唾石の形成された場所によって症状は様々です。

唾石症の治療

唾石症では、小さな唾石であれば、唾液腺の開口部から自然に流出することもありますが、そうでない場合、口底部にある唾液の導管内にある唾石は、口の中で切開して唾石のみを摘出します。顎下腺の中にできたものは、外科手術により顎下腺ごと唾石を摘出します。 


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